Hajime's blog.

日々の出来事(随筆)を投稿します。

食用コオロギはボツリヌス菌に感染しても大丈夫なのか?

 
 
食用コオロギは、土壌や水中に生息する昆虫であり、その体内には熱に強い芽胞菌の一種であるボツリヌス菌が含まれている可能性がある。
ボツリヌス菌は、低酸素状態で発芽・増殖し、人体に極めて有害な毒素を産生する。
この毒素は、神経伝達物質の放出を阻害し、筋肉の麻痺や呼吸困難などの重篤な症状を引き起こす。したがって、食用コオロギを安全に摂取するためには、十分な加熱処理が必要である。
一般的には、120度以上で4分以上加熱することで、ボツリヌス菌の芽胞や毒素を不活化させることができる 。また、保存方法も重要であり、密閉容器や真空パックなどの低酸素条件下では、加熱後でも再び発芽・増殖する恐れがあるため、冷蔵庫や冷凍庫などで適切に保管する必要がある。